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前回のお話


チャイムは再び鳴り響く・・


愛は立ち上がりもう一度覗き穴から外を見た。


驚愕した。


・・・・全身ずぶ濡れになった見たこともない男性が立っている。
人間?それとも・・・・この世の者ではないのか・・・・。

この世の者ではないな・・・。

その男性は静かに顔を上げていき愛と目が合った…瞬間・・・彼は笑った…。

その微笑みは・・恋人に向けられるような優しい笑顔・・・その中に・・怪しい冷たさもあったのだが・・・・。

彼は言葉を投げかけた。

「入るよ。いいね・・・」ソフトで静かな甘い声だった。

愛は断ることが出来なかった。そして・・彼はそのまま姿だけを消した。

彼は・・もう部屋に入っている。多分・・もっと前から彼は部屋に入っている。

愛はスタンドの明かりだけにして・・ソファーに静かに腰を下ろした。

目を閉じて呼吸を調え意識を第三の目と言われる眉間辺りに集中する。

頭に映像として浮かんできたものは…
狭い2つの部屋・・
カレンダー。昭和43年 2月16日…雨・・かな。音がする。部屋の中…女性がスーツケースに何かを詰め込んでいる。

女性・・・これは誰なんだろう。長い髪に細い体つき・・服を詰めてる。顔が・・わからないな・・・・・もっと・・・・

ガチャ!

「お~い。どうした?暗いな~何してんの?」

消えた…映像は消えてしまった。

しかし・・彼自体はすぐに消えそうにないな・・・そんな予感がしていたのだが・・愛はまさとに今までの事を話すのは辞めた。


「ごめんね~。急に会いたくなっちゃっただけ」
「本当にそれだけ?またなんかあったんでしょ」

「ないない。大丈夫。ホントごめん」

「泊まってくよ」

「ありがとう」

二人はそのままベッドに入り朝を迎えた。この夜は何事もなく・・・。

この夜は・・・・・・・<つづく>
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プロフィール
HN:
MK10 & shisuta
性別:
非公開
職業:
雑用
趣味:
男と女の恋人関係(o^^o)
自己紹介:
色んな事に 興味ありあり 好奇心旺盛なんだ。
だから 何でも書いてしまうよ・エッチなこと 芸能 ニュース 霊体験 気になること何でも!!




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