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これは私の彼女の恐怖体験です 決して良い子は真似しちゃいけません!
ある夏の夜 常々から霊感がある!と自負する彼女の友達仲間7人が 『誰が一番感じるパワーが強いか大会』を行うために集まったんです(^^;
それぞれが奇妙な体験をしたことのある仲間で 前回の話しに出てきた運転手もその中にいました
彼はあれ以降 立派な霊感体質へと進化していたんです(笑)
彼に言わせると私の彼女のせいで人生が狂ったと嘆いていたそうですが 私の彼女はそんな彼を祝福の拍手で迎えたそうです(^^;
さて 7人がどうしたかと申しますと 心霊スポット3ヶ所巡りをするという無謀な企画を立てたんです(^^;
地元でも霊が出ると有名な 山・トンネル・海の3ヶ所を!
3ヶ所は方向も違うため 長いドライブになります ホントになが~いドライブになるとも知らずに・・・(-_-)
まず最初に 7人はワゴンに乗って山へと向かいました
その山へ着くまでは 少し寒気がしたり不気味な感じはしたものの何も異変はありません
パーキングに車を停め 気分転換のつもりで車から降りました
その時 私の彼女ともう一人は耳鳴りがしていました とても低い音でボボボという感じで・・・
さほど気にすることもなく10分くらいで車に戻ったんですが
一人が助手席の男性を見て「あれ?あの人ってあんな顔してたっけ?」と私の彼女に耳打ちをしてきたんですが その男性は初顔合わせだったので特に気にも留めませんでした
7人は「何もないじゃない、拍子抜け~」とか言いながら山を下りトンネルへと向かったんです
トンネルに着くまでは何事もなかったんですが ここから始まりました・・・
そのトンネルは普通の人でさえ雨の夜中は何かを感じることが多々ある場所なのです
トンネルに入ってすぐ 車のカセット(古い?)の音が飛び始めたんです(-_-)
7人はそれぞれ少なからず霊感があり体験もありますのでこの段階ではまだ余裕があります
笑いながら「これやばくない?」とか「きたきた~いよいよか!」と言い始めました
一人の女の子だけは「もう帰ろうよ~怖いよ」と半泣きになっていました
私の彼女はそれを見て「彼女がかわいそうだから海に行こうよ、海!海!」と意味不明な提案をするんです(^^;
その女の子はもう家に帰りたかったんでしょうに...
そのトンネルはさほど長いわけじゃないので遠くに出口は見えるのですが 走っても走っても一向に出口に近づいてないことに気付いたんです!
運転手「マジおかしい!車が進んでない!トンネルから出られないよ!」と焦り始めました
この運転手はジャンケンで負けたこの前の運転手です(笑)南無ぅ( ̄人 ̄)
後部座席の5人は私の彼女を除いて何人かは泣き出したり騒ぎ出したりました
私の彼女は「怖いのはみんな同じだから泣いたり騒いだりしないで、近づくな!寄るな!と念じなさい」と言いながらも
心の中では(自分たちが勝手にやってきたのに近づくなっていうのもおかしいなぁ~こういう場合はなんて言ったらイイんだろうなぁ?)と暢気に考えていたその時
ふと窓が気になり左の窓に目をやると・・・
人の手首がまるで蜘蛛のように這っているではありませんか!!Σ( ̄□ ̄;)
彼女はその手首に目が釘付けになりました が 手首そのものより手相があることに気が付いたんです(^^;
彼女「わ~~この手首 手相があるよ!本物だよ~ヤバいよね!」
彼女のこの言葉に後部座席の残りの4人は その光景に一斉に悲鳴を上げました
彼女「ねぇ~手相見たぁ?運命線があったからアレは長男か長女よ~怖いよね~」(興奮)
4人「そんなことどうだってイイわ、この馬鹿!」
彼女以外の女の子は泣き叫ぶばかりですが 彼女は危ない感じがしていたので返って覚めていきました
すると突然 運転手が車を止めたんです!
3人は「なんで止めるのよ~早く行ってよ!」とか「お前ふざけるな!」とか言ってましたが 一番霊感の強い男の子が「あいつ入られてる!山から付いてきてるのわかってた?」と私の彼女に聞きました
彼女「ちょっと待って~この感じは山からだったの!?」
耳鳴りだと思ってたあの低い音は・・・「連れてって・・・」という男性のこもった声だったと気付いたんです!
女の子「やっぱり~?ずっと寒気がしてたんだ・・・」
その子は代々 神社の家系の子で いつもきれいで暖かい光を持っている子でした
女の子「だから反対したのになぁ~ かなり強烈で複数だよね!」
彼女と男の子と女の子3人は冷静だったので とりあえず運転手の子を後部座席に座らせました
私の彼女は その運転手の子を張り倒しました(^^; その子はまだ震えが止まらず喋ることも出来ない状態です
ふと 忘れていた助手席の男の子の存在に気付いた私の彼女は
「ねぇ さっきからずっと黙ってるけどあなたは大丈夫なの?」と聞きました
がしかし 返事がありません(--;)
さらに「ちょっとちょっと!大丈夫?」と肩に触れると 急に手に異様な冷たさが伝わってきて
頭の中に 池とか沼地とかの映像が浮かんできたんです
すると彼は「大丈夫・・・」とだけ答えました
ん・・・この声 どっかで聞いたような・・・そうだ!!その声は彼女が耳鳴りだと思っていたあの男の声だったのです( ̄□ ̄;)
友達が言っていた顔つきが違うというのは正解だったんです
そんな状況の中でも私の彼女はなぜか異常な食欲があり 一人でおにぎり8個にお菓子まで食べまくっていたそうです(^^;
すると助手席の彼は「大丈夫・・・」と呟きながら車の外へ降りてしまいました
私の彼女が「行っちゃダメ!」と叫んでも フラフラとトンネルを歩き始めたんです!
彼女「彼を連れてくるから運転手の子をよろしくね!」
男の子「今行ったらマジでやばいぞ!殺されるぞ!」
みんなが引き留めたにもかかわらず 彼女は追いかけました(-_-)
彼女「ねぇ待ってよ~どこに行くの?」
助手席の子は何も答えず歩き続けます
彼女「あんた 何を考えてるの?」と服を引っ張ると
助手席の子は振り向いて「帰る場所はひとつなんだ・・・だからオレは帰るんだ・・・」
「オレはここで止まってる場合じゃないんだ・・・」
彼女「帰るってあなたの家はこんな所じゃないでしょ?」
助手席「うるさい!」と言ってまた歩き出しました
彼女「待って!一体何がしたいの!?」と怒ります
彼女が話してる姿を車から見ていた霊感の強い男のが
「戻れ!マジで危ないぞ!」と叫びます
彼女「戻ったらこの子はどうなるの!?」
その瞬間 助手席の子が彼女を突き飛ばし歩き出しました
仕方なく彼女は一旦車に戻り 男の子に代わりに連れてくるように頼みます
男の子は 車で追いかけようと言い運転席に座ったんですが
男の子「エンジンが止まってるじゃないか!?」
エンジンをかけようとしてもかかりません
男の子「オレらが悪かった!遊び半分で来たのはホントに悪かった!」と叫びました
すると 車のフロントに突然4体の男女の霊が現れたんです( ̄□ ̄;)
つづく
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